競い合うもの2006/08/21 10:52

昨晩はNHK-FMのsession505のアンコール放送。仕事もなかったし、秀景満が 放送されるか否かもわからなかったので、頭から聞き入っちゃいました。それにしても日頃、他のグループの演奏を聴く事もなかったので思わず聞きほれてると、なんと 我々はトリ。半年以上も前の演奏。第一印象は雑だったなあーと。(笑)今の方が良くなってると思うと、まあ、それはそれでホっとしたりして。確かにその日はツアー途中で、山形から乗りうち。自走だったし大雪だったので、6時間以上車移動でしたが、よくいえば勢いがあるとも...。まあ、良くも悪くも「らしい」もりあがってアンコール突入の感じ。他の方々の丁寧で素晴らしい演奏を聞いた後、自分たちのと聴き比べての感想も色々出ちゃうって言うのが本音かな。
さて一方、昼間、行われた早実-駒大苫小牧の高校野球決勝。延長15回でも投手戦で翌日再試合。 この暑いのに、これから日本の野球を背負うかもしれない優秀な投手の肩の具合も顧みず行われる決勝。ここまでやってもなお最後の一校、勝敗にこだわるのはスポーツだから故。見てた人の半分くらいは『両校優勝でいいじゃないか』って思ったんじゃない?芸術は常に人の嗜好が左右し、一番が個性の数だけ存在するのに対し、スポーツは頂点は一つ。潔いやら、残酷やら。 とはいえ戦っている本人達のコメントは「もう一日Gameができるのが嬉しい』というさわやかなもの。確かに頂点は一つだけど、彼らのスポーツマンシップが表れた見事な試合運び、特に両投手の素晴らしい投球と打者達との駆け引きは見るものを確実に感動させる芸術といってもいいような気がするよね。勝敗を超えた試合ってあるんだね〜。 願わくば、今日の再試合、誰一人として、怪我する事なく日々の練習で培ったものを遺憾なく発揮して試合が行われる事を、ただただ見守ってあげたいという気持ちなんです。淡々とした斉藤くんと対照的な闘志満々の田中くん、 二人とも時折見せた高校生らしい笑顔が、試合後もまた見せてくれるように...。